前日までの雨もすっかりあがった11月30日。「JOYBOXツーリングカーチャンピオンシップ97 最終戦」が、愛知県海部郡十四山村の東洋工機駐車場特設コースにおいて開催された。
この日は、最終戦ということもあってか、参加人数も、のべ55人をかぞえ、朝の練習走行から各選手とも熱心に走行を重ねていたのだった。 シリーズチャンピオンが決定するこのレース、各クラスとも予選から激しいタイムアタックが、行われていったが、FWD、4WDクラスとも前戦までにほぼ、シリーズチャンピオンを決めていた古橋明選手が、両クラスにおいて、TQを獲得。この時点で、FWD、4WDクラスのシリーズチャンピオンを決定し、決勝に望むことに。 一方、ミニスポーツクラスは、シリーズポイントで、2位につけている小畑克則選手が、TQを獲得し2ポイントプラス。この時点で、シリーズトップの佐藤久史選手とは、わずか6ポイント差に。そして、同じくシリーズチャンピオンをねらう、高畑一樹選手と、松尾一男選手も、Aメインに残り、この4選手によってシリーズチャンピオンをかけての、決勝Aメインがスタートすることとなった。
そのミニスポーツクラスAメインスタート良くトップで飛び出したのは、TQの小畑選手。それを予選4番手の加藤覚選手が追いかける展開となり、シリーズを争う佐藤、高畑、松尾の3選手は、中盤グループに埋もれる展開となり、小畑選手にとっては、有利なレース展開となった。しかし、レースが2分を過ぎたところで、トップの小畑選手がクラッシュし、後続との差が一気に詰まる。この後、激しく各車がトップ争いを演じるが、ここでなんと、小畑選手がマシントラブルで、ストップ。再び走り出すもののトップグループには大きく引き離されてしまい万事休す。それに続くかのように、一時は、3位にまで順位を上げていた松尾選手もマシントラブルで、ずるずると順位を落としていってしまう。 このときトップには、熊沢誠選手がつくものの、14周目に加藤選手にトップを奪われ、それを追いかける展開に。この後、徐々に順位を上げてきた高畑選手が、3位に浮上。トップ加藤、2位熊沢、3位高畑の順で、レース中盤から終盤に。この時点で、シリーズトップの佐藤選手は、6位と低迷しており、これ以上順位を落とすと、高畑選手が、シリーズチャンピオンになる、
崖っぷち状態であったが、残りわずかのところで、クラッシュしたのは、なんと3位を走行していた高畑選手であり、一気に6位にまで順位を落としてしまう羽目に。 レースの方は、結局、中盤からトップをキープしていた、加藤選手が優勝。2位に熊沢選手が入り、3位には、大谷重樹選手がはいり、激戦のミニスポーツクラスのシリーズチャンピオンには、5位に入った佐藤選手が、68ポイントで、獲得したのだった。 シリーズチャンピオンを争う4選手は上位に、入ることの出来ない少し変わった結果となったミニスポーツクラス最終戦であった。
FWDクラス決勝は、出遅れはしたものの、古橋選手が、シリーズチャンピオンの貫禄を見せ、トップでゴール。 そして、4WDクラスでは、レース序盤は、黒川美徳選手が、トップをキープするものの、徐々に追い上げてきた古橋選手に19周目に抜かれ、トップは古橋選手に。しかし、予選2位の大谷選手が、35周目に古橋選手をとらえ、トップに立つ。その勢いで、ゴールするかと思われた10分経過後の最終ラップ、まさかの転倒で、再度古橋選手がトップに立ち、追い上げる大谷選手を振りきって、4WDクラスの優勝を決めたのだった。
JOYBOXツーリングカーチャンピオンシップ97
最終戦結果
優勝 | 加藤 覚 |
2位 | 熊沢 誠 |
3位 | 大谷 重樹 |
4位 | 宮田 充 |
5位 | 佐藤 久史 |
6位 | 高畑 一樹 |
7位 | 林 武史 |
8位 | 小畑 克則 |
9位 | 徳永 秀夫 |
10位 | 松尾 一男 |
FWDクラス
優勝 | 古橋 明 |
2位 | 小畑 克則 |
3位 | 高畑 一樹 |
4位 | 小畑 泰基 |
5位 | 砂田 尚志 |
6位 | 吉田 正樹 |
7位 | 熊沢 誠 |
8位 | 林 武史 |
9位 | 川上 健一 |
10位 | 伊藤 直也 |
優勝 | 古橋 明 |
2位 | 大谷 重樹 |
3位 | 松尾 一男 |
4位 | 黒川 美徳 |
5位 | 山田 努 |
6位 | 佐藤 久史 |
7位 | 橋本 豊 |
8位 | 徳永 秀夫 |
9位 | 上ノ山 敦 |
10位 | 宮田 充 |
<ミニスポーツクラス> |
---|
佐藤 久史 68ポイント |
<FWDクラス> |
古橋 明 108ポイント |
<4WDクラス> |
古橋 明 91ポイント |
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